離乳食アドバイザーとは?どうやって取得する?

乳幼児期の食事は発育に大きな影響がありそうですが、実は、保育園に勤める栄養士でも離乳食に関する専門的な知識を持っていないことも少なくありません。なぜかというと、栄養士の大学や専門学校でも離乳食の勉強ができるのってごくわずかな時間なんですよね。

たぶん、2-3時間?とかだと思います。あまり記憶にないです。

そんなときにみつけたのが離乳食アドバイザーで、すごく感動したので、勝手に紹介しますね。(実はそれ以前に他の通信講座も勉強したので、それも少しずつご紹介します!)

今回は離乳食の専門的な知識が身に付けられる「離乳食アドバイザー」について詳しく見ていきましょう。

離乳食アドバイザーとは

離乳食アドバイザーは「母子栄養協会」が認定している民間資格です。

私は、母子栄養協会を知ったのは、実はTwitterでした。>>母子栄養協会 Twitter
私のアカウントは栄養士としてではなくいわゆるママアカウントとして使っていて、フォローさせていただいたのですが、とても役立ちました。

少し時間がたったら、「あ。そっか私が勉強すればいいんだ」と思い経ちましたが、実はちょっと高いので他の通信講座を受けた後、まわりまわって、結局この離乳食アドバイザーを取得しました。(この話はまた別に書きますね)

離乳食アドバイザーは、基礎的なことから実践的なことまで離乳食に関する知識を体系的・理論的に学べて身に付けられる、離乳食を学びたいひとにおすすめできる資格です。

あまり難しくないので、普通のママとしてでも全然大丈夫な内容でした。

ひょっとしたらガチガチに「離乳食はこうあるべき!」と固まった脳みそをお持ちの専門職の方よりも、普通のママが聞いた方がすんなり内容が入ってくるのかな??とも思いました。(これは個人の感想かな)

ですが、ちょっと専門性がしっかりあって、値段も少し高めということもあるので仕事に活かせる人のほうがいいのかもしれません。

例えば、保育園や保育所でお子さんを預かってる保育士や栄養士の方や、保護者から離乳食についての相談を受けることもある栄養士さんや管理栄養士さんには必須と言っても良い資格です!!(←これは私がブログを書こうと思った強いモチベになったので書きたいとこ。)

離乳食を扱う栄養士だけでなく、保育士や小児科の医師・看護師など、赤ちゃんや保護者さんと接する機会の多い職業でも役立つのではないかなと思いますよ。実際に私が参加したときには助産師さんって言っていらっしゃる方もいました。お子さん抱いているママさんも2名くらいいたような気もします。

実際に離乳食を与える時に困らないよう、これから赤ちゃんが生まれる予定のプレパパ・プレママにもいいかもしれません。

離乳食は赤ちゃんに合わせて作ることが重要

一般的に離乳食というと、お粥(おかゆ)を想像しますよね。でも離乳食としてお粥を与えていれば良いというわけではありません。

離乳食には栄養の摂取とともに「口に入れた食べ物を噛んで飲み込む」という行為を赤ちゃんに覚えてもらうためのものでもあるんです。

これってアタリマエのようで、実はすごいことなのです。このことについて、私は講義で聞いたのですが、哺乳運動から食べ物を食べるようになることってすごい進化なのだなとこんなことに感心してしまいました。

(あまり内容を語ると、迷惑がかかってしまうといけないのでこのあたりで・・・)

離乳食は、噛むことを覚えてもらうために少し歯ごたえのあるものを加えていくなど、乳児の成長に伴って離乳食の内容を変えていくことが望まれます。

乳児期は日々成長しますよね。

でも当然それぞれの子で成長の度合いが違いますから、一様に生後何か月からはこれを食べさせれば良いといったことがないのです。

これ!これがこの母子栄養協会のポイントかなと思うんです。

歯の生え具合や噛む力、飲み込む力などそれぞれの子の状態に合った離乳食を与えることが重要なのですが、このポイントを教えてくれる講座でした。

また消化器官の発達や赤ちゃんの好みに合わせて、離乳食を作っていくことになるのですが、レシピというよりも、食材の簡単な調理法というか、無理のない進め方の講義でした。

たとえば、味付なしにしたりごく薄い味付をするといったことの意味や、味付けの度合いがよくわかりました。

また、乳児期は免疫力や抵抗力が低いので、離乳食から病気が発症することが、ないように食材や調理過程の衛生面にも十分な注意を払わないといけません。

アレルギーなどの基本的なことも含めて「誰にでも合う離乳食」はありませんから、赤ちゃんのためにも離乳食についての知識を身に付けておく必要があるのです。

離乳食アドバイザーの資格取得方法

離乳食アドバイザーの資格は母子栄養協会が主催する講義を受講して、試験に合格すると取得できます。

年齢・性別その他受験資格は設けられていませんから、誰でも離乳食アドバイザーの資格取得が可能です。

私は栄養士でしたが、離乳食を作る仕事ではないのでドキドキしましたが、はっきりいって課題は…あまり言ってはいけないかもしれませんが私には簡単でした。一般のママさんでも大丈夫かな?と思います(これも個人の感想です)。

もし不合格でも何度でもチャレンジできるようですよ!! 私は一発合格でした!!(プチ自慢です)

離乳食アドバイザーの資格取得講座コース

講義はオンライン講義を2日間で合計5時間で受けることが出来ます。

最近は、動画+オンライン講義を1日で合計5時間受けるコースもあるようです。動画で好きな時間に一部学習できるのはいいかもしれませんね。(私は2日間コースを受けました。リアルにお話してくださるので聞きやすかったですし、あっという間でしたよ)

オンライン資格取得の方法 Zoom

オンライン講義にはZoomを使用するので、
Zoomが利用できるパソコンやスマホの環境を整えておくことが必要です。
Zoomについては >> Zoom

離乳食アドバイザーの試験

講義はオンラインで受講できます。

試験も在宅受験ですので、申し込みから資格取得まで自宅で完結!
会場に足を運ぶ必要はありません。

<試験内容>
・筆記試験:筆記試験はテキストを見ながらOKでした。
・調理課題:上手下手ではなく講義内容に沿った調理ができていればOKとのことでした

離乳食アドバイザーの合格率

合格率は算出されていないようです。

私は合格しました…すみません。合格率、サイトに書いてありません。
こんどいつか問い合わせしてみますね。

離乳食アドバイザーの難易度

難易度は分かりませんが、
何度でも受験可能ですし受講後2週間は動画・オンライン講義を何度でも見直せます。

LINEやメールで質疑応答もできるなど合格するまでサポートしてもらえるので、
途中で諦めさえしなければ離乳食アドバイザーの資格は取れるかなと思います。

栄養士とかではなくても、難しくはないと思います。ただ、講義がちょっと難しいと思う人もいるのかな?何度も聞けるので大丈夫かなとは思いますが、ちょっとどうでしょう。もしわからなければ先生に聞いてもいいかなと思いますよ。

離乳食アドバイザーの資格取得にかかる費用

離乳食アドバイザーの資格取得にかかる費用は受講料と試験料を合わせて、41,000円です。

講義の見直し配信や再受験、LINEなどでの質疑応答には費用はかかりませんでした。

私は、これを書く時までに、LINEで何回質問したか、わからないほどたくさん質問してます。(このブログを書くことも先生に了承いただいてます。そんなことも相談してしまいました)

協会認定のエプロンが1,500円で購入できるようですが、私はもっていません。いつか買おうかなとは思っています。Instagramとかでよくこの赤いエプロンの方をみかけるのでちょっと憧れるんですよね。

そのレベルです。別になくていまのところは全然OKです

なので、それ以外に費用が一切かからなくて、ずっと質問できてこの値段は私にとってはお得!と思いました。

離乳食アドバイザー講座で学べること

離乳食アドバイザーの講座では単に離乳食についてだけでなく、離乳食を与える上で重要な乳児の発育と口腔機能についてなど、教えてもらえます。最初にけっこうこのあたりをみっちりやる感じでした。

乳児によっては食物アレルギーを持っていることもあるので、離乳食で事故を起こさないために食物アレルギーへの理解も深められます。

月齢ごとの摂取すべき栄養素、離乳食に使う食材の選び方、
離乳食の調理過程や味付、乳児に与える食事量なども教わります。

手軽な加工食品であるベビーフードの取り入れ方や注意点、
ベビーフードを選ぶ際の乳児用規格適用食品についても学べるのですが、これがなかなか興味深かったです!

離乳食アドバイザーの資格講座ですから、アドバイス法もありました。
離乳食に関する相談を受けた際のアドバイス方法がめっちゃリアルでびっくりしました。あぁ!それ私も思ってたー!というものがありました。

離乳食のことだけでなく、離乳食に関連する知識も身に付けられるのでパパ・ママや乳児と接する機会の多い職業の方におすすめの資格です。

>>離乳食アドバイザー®|離乳食の資格なら母子栄養協会

まとめ

離乳食アドバイザーは母子栄養協会が認定する民間資格で、
取得すれば離乳食に関するあらゆる知識が身に付けられます。

乳児期は成長スピードが速いため、
1日1日献立だけでなく離乳食の作り方などを変えないといけないこともあります。

離乳食についての正しい知識を身に付けて、その後の発育に大きな影響を与える
乳児期の食事をしっかりサポートしてあげてください。

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