離乳食や幼児食の資格講座を通信で受けるには|管理栄養士ママが調べてみた

離乳食についての知識・理解を深めたいけど教室やスクールに通う時間が無い
という人のために離乳食について学べる通信講座をいくつか紹介してみます。

私は、管理栄養士で、あまり乳幼児に関する知識はなかったのですが、子どもが生まれたことをきっかけに、興味がでて、勉強してみました。

そういう人ってけっこういません!?

実は、栄養士の学校(大学など)では、あまり乳幼児の食事や栄養って勉強しないんですよ。1回離乳食作ったかもな―レベルで、あまり記憶がないので、管理栄養士ですけど離乳食の本を買って、それでも「わからない」と思いました。

なので、今回は管理栄養士ママ目線ではありますが、

保育園に勤める栄養士さんや保育士さんはもちろん、
これから赤ちゃんが生まれる予定のパパ・ママも参考にしてみてくださると嬉しいです。

離乳食を与える期間は短いけど子どもへの影響は大きい

離乳食を与える期間は生後5~6か月頃から1歳6か月頃までの約1年と
あっという間です。たった1年か…と思いますよね。ほんと短い。

でも子ども(赤ちゃん)にとってはミルク以外で初めて口にする食事であり、
離乳食で食べ物を噛んだり飲み込んだりといったことも覚えていくのです。

食事は人が生きていく上で最も重要な要素の1つで、
子どもにとって離乳食はその後何十年間も繰り返す食事とのファーストコンタクトです。

そう考えると、すごいですよね・・・!!!

離乳食によって子供は本能的に食事の重要性や楽しさを学びますから、
口にする期間が1年ほどだとしても離乳食が子どもに与える影響は大きいかなと感じます。

子どもに与える影響を考えると、食育の第一歩である離乳食について理解して
正しい知識を身に付けておきたいなと私は思いました。

離乳食の資格を徹底比較 管理栄養士ママ目線で離乳食アドバイザー・離乳食幼児食コーディネーター・離乳食コーディネーター ユーキャンについて通信教育をみてみた

離乳食について学ぶなら離乳食に特化した講座を選ぶ

食事に関連する資格講座はたくさんありますし、幼児食について学べる講座も
たくさんあるのですが離乳食に特化した講座はそれほど多くありません。

食事に関する資格講座や幼児食の講座でも離乳食について学べるのですが、
離乳食に特化した講座に比べると学習密度が低くなってしまいます。

講座によっては離乳食はさらっと流すだけで終わってしまうこともあるので、
もし「離乳食を学びたい」と思ったら、離乳食に特化したものが圧倒的におすすめです。
離乳食について深く学びたいなら離乳食に特化した講座を選ぶようにしましょう。

ちょっと考えて欲しいのは、私が受講して失敗したなと思った講座は、離乳食のレシピ本に書いてあるようなことしかなくて、全く価値がなかったことと、幼児食の範囲もいわゆる「食育」という感じで、あまり学びがなかったです。

食育資格講座にある「まごはやさしい」は正しいの?

これは保育士や栄養士ならなんとなくわかっている「まごはやさしい」みたいな話が
某通信講座では長々と語られていたのですが、
そもそも学術的にそういうことは、いわれていません。

よくいわれている言葉だけど、その意味合いが理解できないんです。

そもそも、
しいたけとか離乳食では使えないし、ゴマもアレルギーがあるし、
豆は危険だし…何を言っているのかな?というのが管理栄養士としてのリアルな感想です。

一般的な資格サイトになんでこういうことが書いていないのかなぁ?と思うのですが、離乳食と幼児食は全く別物かなと思います。

皆さんはどう思いますか?

自宅で学べる離乳食の通信講座

それほど多くないと言っても離乳食に特化した資格講座は1つ2つじゃありませんから、
全てを紹介することは難しいです。

今回は離乳食について学べる通信講座の中でも人気が高くて評判の良いものを
いくつか抜粋して紹介します。

離乳食アドバイザー

離乳食に特化した通信講座1つ目は「離乳食アドバイザー」です。

ママが妊娠している時から学童期までの食事に関する有益な情報を発信している
母子栄養協会という団体が行っている資格講座です。

私はここのTwitterをフォローしていて知りました。
正直、Twitterだけであとは他の通信講座でとろうかなと思っていたのですが、
結局ここのも受講してしまいました。(あぁ…笑)

なので、最初からここにたどり着くことを私はおすすめしたいです。

離乳食アドバイザーの特徴は短期集中型の講座で、1日もしくは2日間で合計5時間受講すると修了となります。

修了後には筆記試験と調理課題を提出して合格すれば、
離乳食アドバイザーの資格が取得できます。

通信講座ではテキストやDVDを使った自己学習がほとんどですが、
離乳食アドバイザーはオンライン講義で直接講師から受けられるのです。

そのため、講座日時をあわせるのがちょっと大変ではありますが、可能な日時があれば是非参加してみてくださいね。

質疑応答の時間も設けられているので、
分からないところはその場で質問できてすぐに回答してもらえます。

私は、「ツナ缶はまぐろとかつおがあるけれど、どちらがいいなどはあるか?」などを質問しました。

こういうことが他にはなかったので、本当にわかりやすい回答で助かりました。

オンライン講義以外でもLINEやメールで何回でも質問できて、
資格取得までしっかりとサポートしてもらえます。

そのあともめっちゃLINEでガシガシ聞いています。すぐに返信がもらえるので本当に助かります。

受講費用は41,000円と少し高めですがテキストと試験の費用も含まれていますし、
万が一不合格になっても何度でも無料で再挑戦可能です。
(私は一発合格でしたという自慢もはさむ)

離乳食・幼児食コーディネーター

2つ目は「離乳食・幼児食コーディネーター」です。

離乳食はもちろん5歳頃までの幼児期に与える幼児食についての知識が学べる
通信講座です。

日本味育協会という団体が認定を行っているようです。

ちょっと私は知らない団体ですが、是非ホームページをご確認くださいね!http://miiku.jp/
2014年までは「味育マスター」というものを養成していたようですよ。

通信講座で有名なユーキャンで受講申し込みを受け付けています。

1日20分程度の学習で標準的には4か月で修了可能、
最大12か月かけて修了すればOKです。

修了後に試験を受けて合格すれば離乳食・幼児食コーディネーターの資格が取得でき、
万が一不合格でも3回まで無料で再挑戦可能です。

テキストとDVDを使った自己学習なので自分のペースで進められますが、
実習や調理課題が無いため実践的なスキルが身に付かないこともあります。

費用はテキストと試験の費用を含めて32,000円で、
3回までの再試験も含めて一切の追加料金は発生しません。

私は、受講はしたのですが、テストを受けずにやめてしまいました・・・ので、ちょっとテストのことについてはわかりません。

離乳食インストラクター

*2022年12月現在、この講座は廃止されたとのことでした。

3つ目は離乳食インストラクター協会が行っている「離乳食インストラクター」です。

テキストとDVDを使った自己学習ですが、
キッチンでの調理実習も含まれているので実践的なスキルも身に付けられます。

1級と2級は通信講座での受講が可能ですが、養成講座は教室に足を運ばないと
受講できないため通信講座のみで資格取得はできません。

また1級と2級の講座ではアレルギーについての質問ができないため、
離乳食を理解するのに十分な知識が学べない可能性があります。

費用は教材費込みで2級が15,000円、1級が28,000円ですが、
同時申し込みだと1級と2級で40,000円となります。

離乳食インストラクターの資格を取るには1級と2級の講座を修了した上で
離乳食インストラクター養成講座の受講が必要です。

なかなかすごい・・・離乳食インストラクターと名乗るには、どこまですすめばいいのやら・・・ですね。
1級、2級だけではインストラクターとは名乗れないのでちょっと難しそうです。

*2022年12月現在、この講座は廃止されたとのことでした。

まとめ

離乳食について学べる通信講座をいくつか紹介しましたが、
中でもおすすめを挙げるとすれば、離乳食アドバイザーです。

離乳食・幼児食コーディネーターはカバーする範囲が広すぎるのと内容が広く浅かったので、
私の疑問が解決できなかったです。でも大手の安心感みたいなのはありますよね。

離乳食インストラクターは講座が廃止されたとのことです。

他にもあるかもしれませんが、あまりスマホでとれる・・・みたいなものは
私としては内容に疑問があったので、比較しませんでした。

離乳食アドバイザーについてはこちらにも書きましので、こちらもお読みくださいね

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