赤ちゃんが人生では初めて口にするミルク以外の食事である離乳食、
どんなものをどのようにして与えれば良いのか悩んでいるパパ・ママも多いはずです。
これから離乳食を与える時期に入るもしくは赤ちゃんが生まれる予定のパパ・ママが
正しい離乳食の知識やスキルが身に付けられる講座を紹介しましょう。
各自治体で離乳食講座が開催されている
市区町村単位の自治体で、
その自治体の住人を対象とした離乳食講座が開催されています。
講座内容は自治体によって様々で、簡単な座学だけのケースや実際に離乳食を作る
調理実習も行われるケースがあります。
講師の指示を仰ぎながら実際に作った方がより離乳食への理解が深まるので、
座学+調理実習の講座を受けるのがベターではあります。
調理実習のある講座がベターと言っても、
自治体の離乳食講座は住人対象なので選べません。
また自治体によってオンラインで受講できることもあれば、
会場に足を運ばないと受講できないケースもあります。
会場で受講する場合には託児サービスが無く、
子供は抱っこするかベビーラックに寝かせて受講することになるケースもあるのです。
子供が1人やパパ・ママ揃って受講できるならともかく、パパ・ママどちらか1人で
複数人の子供が居ると会場での受講は少し難しいかもしれません。
自治体の離乳食講座の参加料は基本的に無料が多いですが、
調理実習を行う場合には実費が発生することもあります。
離乳食の資格講座を利用する
自治体の離乳食講座を受けるのが難しいあるいは自治体の講座だけでは
不十分という場合には離乳食の資格講座を利用しましょう。
離乳食の資格講座には自宅での受講が可能なものが多く、
手のかかる子供が居るパパ・ママにとっては利用しやすいです。
自治体の講座に比べると時間をかけて学習することになるので、
離乳食に関する十分な知識やスキルが身に付けられます。
費用が数万円かかるのが少しネックではあるものの、
最終的には履歴書に書ける資格も取得できます。
おすすめの離乳食の資格講座
離乳食の資格講座にはいくつか種類がありますが、
おすすめとしては「離乳食アドバイザー」が挙げられます。
離乳食アドバイザー
離乳食アドバイザーは母子栄養協会が認定する民間資格で、
講師は全員、管理栄養士とのことです。
私が受講したときは、「フリージング離乳食」の本を実際に調理している先生の講座でした。
Zoomを使ったオンライン講義となっており、
講義終了後にリアルタイムの質疑応答時間が設けられています。
他の講座はテキストやDVDなどの教材を使った自己学習となっていることが多く、
リアルタイムのオンライン講義が受けられる講座は少ないです。
座学だけでなく実際の離乳食の作り方を実習を交えて教えてくれますから、
離乳食の知識だけでなく実践的なスキルも学べます。
事前講義で好きな時に学習して、そのあと2時間半のZoom、合計6時間の講義を受けるだけなので、
長期間学習を続ける必要はありませんが、すごくぎゅっとつまっている感じでした
費用は41,000円と少し高額ですが、教材費は含まれていますし資格試験も
不合格の場合には何度でも無料で再受験可能と追加費用は一切かかりません。
離乳食・幼児食コーディネーター
離乳食の資格でもう1つ「離乳食・幼児食コーディネーター」もおすすめです。
日本味育協会認定の民間資格で、
TVCMなどでもお馴染みの資格講座のユーキャンで申し込めます。
生後5~6か月頃から離乳食、
1歳6か月頃になると離乳食よりも固形物の多い幼児食へと移行します。
離乳食・幼児食コーディネーターなら離乳食だけでなく、
その後の幼児食についての知識やスキルまで幅広く学べるのです。
費用も32,000円と資格講座としてはリーズナブルで、
先の離乳食アドバイザーに比べるとコスパが高いです。
ただ受講期間は最大12か月で、
標準的なスピードで学習を進めても資格取得までに4か月ぐらいかかります。
1日20分程度の学習でOKなのでマイペースで続けやすいものの、
コツコツ勉強するのが苦手な人にはあまり向いていません。
基本的にテキストを使った自己学習で、
調理については教材DVDを見るだけとなっています。
調理の実習や課題提出が無いので、
離乳食の調理に関する実践的なスキルを身に付けるのは少し難しいです。
幼児食を含めて幅広く学習できてコスパが高いものの調理の学習が不十分になる
恐れがあるので離乳食アドバイザーに比べるとおすすめ度が少し下がってしまいます。
独学はあまりおすすめできない
離乳食について独学で知識やスキルを身に付けるのはあまりおすすめできません。
書店には離乳食関連の書籍がたくさん並んでいますし、
最近ならネットで離乳食の情報を集めることも可能です。
ただ数年前と現在とでは離乳食に対する考え方や常識が変わっていることもあり、
最新情報に触れることが重要となります。
書籍やネットには古い情報も含まれているため、
選ぶ側がしっかりと取捨選択しないと正しい知識やスキルが身に付けられません。
ただ、ちまたの通信講座はこれらの本から集めた情報が
盛り込まれているものも多いので、通信講座であっても注意が必要です。
最新の正しい知識やスキルを身に付けるには、
自治体の講座や資格講座を受けるのがおすすめです。
まとめ
離乳食について深く知りたいなら現在住んでいる自治体で開催されている
離乳食講座を受けるのが一番手っ取り早いです。
ただ自治体の講座は日程や定員の問題もあって必ずしも受けたい時に受けられるとは
限りません。
自分の都合に合わせて講座が受けられて離乳食への理解をより深めるなら
資格講座を受けるのがおすすめです。
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