こんにちは。管理栄養士ママです。
私は、ちょっと遠回りしてしまいましたが、離乳食アドバイザーを取得しました。
(詳しくはご挨拶投稿)
「管理栄養士で離乳食が学びたい」と思って検索すると、その多くがアフィリエイト記事であることに気づきました。
つまり紹介することでお金を儲けている人ばかりということです。いいんです。それでも。私もやろうと思ったので気持ちはわかります。
ただ、ちょっとあまりにもしっかりとした資格が埋もれてしまっていて変な資格ばかりが目立つ状況なので、ご紹介させていただいています。
離乳食コーディネーターと離乳食アドバイザーとの違い
子どもの成長には正しい食事の摂取いわゆる食育が欠かせないので、離乳食に関する資格を取得したいなと思いますよね。
ただ離乳食や関する資格は数が多くて違いが分かりにくいので、今回は
・離乳食アドバイザー
・離乳食コーディネーター
という2つの人気資格の違いについて詳しく見ていきましょう。
認定機関の違い
どちらも民間資格で、離乳食アドバイザーは「母子栄養協会」、離乳食コーディネーターは「日本味育協会」がそれぞれ認定している資格です。
母子栄養協会は公式サイトによると「母子の健康維持増進とし、栄養に関する情報を発信する団体」となっています。
日本味育協会は「『味覚』を育てることを通して、未来ある子供達の心と体の健康を守ることを目的とした団体」と公式サイトで謳っています。
母子栄養協会は、妊娠期から学童期までの親子を対象に食育に関する情報を発信している団体で、日本味育協会は「子供から大人まで」というキーワードが見られるので人生を通した食育がテーマとなっています。
それぞれのホームページからいろいろ読み取れることができそうですので、ぜひ上記サイトをご確認ください。
対象となる子どもの年齢の違い
離乳食アドバイザーと離乳食コーディネーターでは、対象となる子どもの年齢にも違いがあります。
一般的に子供が離乳食を食べるのは、生後5~6か月頃から1歳6か月頃までです。
離乳食アドバイザーの講座では特に離乳食や離乳食期の乳児の体についての知識やスキルが学べます。
離乳食コーディネーターは正式には「離乳食・幼児食コーディネーター」と言い、
離乳食期から5歳ぐらいまでの幼児期の食育についてカバーしています。
どうせ取得するなら長く使える資格の方が良いですから、
幼児食までカバーしている離乳食コーディネーターもよさそうですよね!
私もそう思いました。
しかしカバーする期間が長くなると講座では細かい部分までフォローできないことがあります。学習時間は長いのですごくよさそうにも思えたのですが、当たり前のことがずっと続くだけで離乳食の理由や意義、乳児のからだについては全然学べませんでした。
それはそうですよね。よく考えれば当然のことです。専門家ではないので一般の本から学べるようなことになります。
離乳食期に特化した離乳食アドバイザーは、講義できめ細かい学習ができる上に短期集中で資格が取得できます。仕事や子育ての合間に資格取得を考えているなら、短期で離乳食の細かい部分まで学べる離乳食アドバイザーがおすすめです。
ちなみに母子栄養協会には
・幼児食アドバイザー
・学童食アドバイザー
など離乳食期後の食育に関する資格も用意されています。
学習期間の違い
離乳食アドバイザーの資格取得までの学習期間が1~2日なのに対して、
離乳食コーディネーターは最短3か月となっています。
学習期間だけ見ると「1日で取れる資格より3か月かけて取る資格の方が価値がある」
と思うかもしれません。
離乳食アドバイザーの資格を取得するには事前学習3時間半と、1日のZoom 2時間半の(合計6時間)の講義を受講します。
離乳食コーディネーターは1日20分を標準で4か月ですから、毎日休みなく受講すると40時間の講義が受けられます。
ただ対象となるのは離乳食アドバイザーは子供が生後5~6か月頃から
1歳6か月頃までの約1年です。
対する離乳食コーディネーターは生後5~6か月頃から5歳ごろ頃までの約6年で、
1年当たりの学習時間は休みなく受講して7時間弱です。
4か月間休みなく受講することは難しく実際はもう少し学習時間が短くなるため、
学習密度では大きな差はありません。
学習方法の違い
離乳食アドバイザーはZoomを使ったリアルタイムのオンライン講義、
離乳食コーディネーターは教材DVDでの受講となります。
離乳食アドバイザーのオンライン講義では講義終了後に40分間の質疑応答時間が
設けられているので、その場で分からないことを質問できます。
離乳食コーディネーターはDVDでの受講なので分からないことは
基本的にメールでの質問で、回答までに多少のタイムラグが生まれてしまうのです。
また質問回数も離乳食アドバイザーが無制限なのに対して
離乳食コーディネーターは1日3回までに制限されています。
いくらでも質問できてすぐに回答が貰えるのと質問回数に制限があって回答までに
タイムラグがあるのとどちらが学習効率が良いかは言うまでもありません。
試験内容の違い
離乳食アドバイザーと離乳食コーディネーターでは試験内容も違っています。
離乳食アドバイザーは筆記試験と調理課題で、
離乳食コーディネーターはマークシート方式の筆記試験です。
コーディネーターのマークシート方式の試験はとても簡単でした!当てずっぽうでも合格できるかと思いますので、勉強に自信がない方などにはおすすめです!簡単ですよ。
離乳食アドバイザーは、調理もあるので、大変でした。審査される離乳食アドバイザーの方が価値があるのではないでしょうか。
まとめ
離乳食アドバイザーと離乳食コーディネーターを単純には比較できないものの、
それぞれの違いから考えると離乳食アドバイザーを取得するのがおすすめです。
資格取得にかかる費用が離乳食アドバイザーの方が9,000円高いですが、
それだけの価値がある資格なのでぜひ取得を検討してみてください。